妻は高校英語教師。

高校英語教師として働く妻の日常を書きます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

転校した生徒の卒業式に参加?

昨年度、妻が担任していた生徒が諸事情で単位制・通信制の高校に転校したらしい。 その転校先の学校から、元担任である妻のもとへ、当該生徒が3月に卒業することが決まったので、3月のとある土曜日に行われる卒業式に参列してほしい旨の依頼が来たようだ。 …

生徒との電話。

先週末、家族で近くの百貨店へ買い物へ行った。その帰り、妻のもとにクラスの生徒からメールが届く。 「今から先生に電話してもいい?」 「どうしたの? 別にいいけど?」 すぐに電話がかかってきた。私は車の助手席で話す妻の様子を聞いていた。 内容はとも…

サッカー日本代表戦か妻の愚痴を聞くか。

昨夜は、数か月?数年?に1回の夫婦喧嘩というやつがあった。第三者から見ればきっと自分が悪いのだろうけど、自分は悪いと実はあまり思っていない。きっと自分は厄介者なんだと思う。 昨夜は妻は同僚三人と食事に出かけた。車を置いていったので、お酒を飲…

出願あれこれ。

大学入試の出願は大変だ。大学によって出願方法が違うからだ。教員は全ての大学の出願方法を把握しているわけではなく、出願方法を誤った場合、その責任を教師になすりつけるのはどうかと思う。 妻曰く、大学によってはオンラインで出願を受け付けるところも…

はじめての高3担任の涙。

妻が職場から帰ってきた。 隣の席にいるのは、今年で教員生活3年目ではじめて高校3年生を担任する若い女性教員らしい。その彼女が突然泣き出したというのだ。 聞けば、その先生のクラスで指定校推薦を受ける生徒の志望理由書、その先生は何度も添削し、最終…

推薦書、志望理由書の山。

10月に入ると、高校3年生の担任は推薦書と志望理由書の山に埋もれる。高校にもよるが、中堅校だと、多くの生徒が種々の推薦入試を受けるので、その書類を片付けるのに大変だ。 教員が推薦書を書くのもたくさんあるが、生徒の書いてきた志望理由書を読んで…

推薦書、志望理由書の山。

10月に入ると、高校3年生の担任は推薦書と志望理由書の山に埋もれる。高校にもよるが、中堅校だと、多くの生徒が種々の推薦入試を受けるので、その書類を片付けるのに大変だ。 教員が推薦書を書くのもたくさんあるが、生徒の書いてきた志望理由書を読んで…

土曜日の朝。

妻の土曜日の朝を語るには、金曜日の夜から語らないといけない。 妻にとっては、金曜日の夜は、唯一日々の重圧から解放される夜となる。夕食時に酒を飲み、風呂に入って思いっきり寝る。持ち帰り仕事をしない、と決めている。 土曜日の朝は基本的に起きてこ…

名もなき家事。

うちは共働き。仕事柄、私の方が家にいる時間が多い。なので、掃除、布団干し、食器洗いとその片付け、洗濯干しと乾いた洗濯物をたたむこと、家庭菜園の管理、芝刈り、ゴミ出し、ペットの小鳥と金魚の世話、朝食の準備、等々は私がやっている。(子供が小さ…

教頭試験。

先日、神戸市の公立学校の管理職試験について、ニュースがあった。管理職のなり手がいないということで、少しでも門戸を広げるため、試験を廃止するという。 そんなニュースを見ていた矢先、妻が「管理職(教頭)試験実施要項」なるものを、校長から渡された…

教員がいたら防げたかもしれない事故。

顧問がいたら防げたかもしれない事故っていうのはよくある。 でも、いてもいなくても同じだったかもしれない。 こういう記事が世間の教員への目を厳しくさせているのではなかろうか。 教職員会議中はクラブはしてはいけないのか。してもいいけど活動を制限す…

Trophy wife。

妻が突然trophy wifeについて語り出した。 自分がもし、trophy wifeだったら人生が変わっていたのではないか、と。そんなこと望んでもいないくせに、ろくに働きもせず、きれいに着飾って、街を颯爽と歩くそうな... 要は、仕事が嫌だと言っている自分をなぐさ…

指定校推薦。

ご存知の人も多いと思いますが、大学入試には指定校推薦入試という種類のものがあります。願書を出せば、まず不合格になることはない、と言われている入試です。 各大学が指定する高校の生徒だけが出願できる。ただ、出願資格が厳しい場合が多く、募集人員も…

2学期の第1週目の様子。

9月1日からの新学期の週が終わった。 とにかく新学期の1週目はキツそう。体も心もまだ慣れていないからか。金曜日の晩、妻は自宅に帰るなり倒れこむ。その前日の夜は急な家庭訪問で夜の帰りが遅かったせいもあって、疲労困憊の状態だった。 家庭訪問は欠席し…

9月1日始業式。

さて、9月1日となった。始業式である。巷の小学校や中学校ではすでに授業が始まっているが、妻の勤める公立高校はのんびりと9月1日新学期スタートだ。 昔は始業式の日と言えば、クラスで長めのホームルームして(文化祭のこととか決めないといけない)、掃除…

調査書。

学校では、生徒一人一人の学習の記録、学校生活の記録のようなものが公文書として存在し、教員は各年度の分を記録しておかねばならない。この公文書は「指導要録」と呼ばれる。この指導要録、いつ使うのかというと、年度が終わって、次の年度の担任の先生に…

一冊の本。その②

「完全自殺マニュアル」なんていう本が届くとドキッとする。 当然ながら子供に見せたくはないが、先に子供が見てしまった。 さすがに娘はショックを受けたようだった(私も少なからずショックを受けた)。 「まさか、妻は死ぬつもりなのか?」と考えたくもな…

一冊の本。その①

先日、一冊の本が我が家に届いた。 それより前に、別の荷物が宅配便で自宅に届いた時、「他に本とか入ってなかった?」、と妻に聞かれて、「入ってなかったよ」、という会話があったので、きっとあの時聞かれた本が届いたのだろう、と思っていた。 届いた本…

高校英語教員の夏休み。

8月に入り、学校も夏休みを迎えたようだ。 とはいえ、毎日6時半に起き、7時45分には家を出る生活は変わらない。毎朝職員朝礼も8時30分から行われている模様。 お盆休みまでは、高校三年生向けの進学補習授業が毎日行われている。平たく言うと、大学受験向け…

業者との癒着。

修学旅行なんかは旅行会社とともに計画をするわけだが、旅行会社の選定は、役所ほど厳しくなく、かといって適当に決まるわけでもないようだ。 とにかく中途半端な決め方によって決まるとのこと。 毎年同じところへ修学旅行へ連れて行くのであれば、慣れた業…

保護者からの解放の仕方。

さて、学期末考査が終わり、保護者懇談会の期間に入ったようだ。高校三年生の担任をしている妻にとっては、非常に重要な懇談会ということで、準備に余念がない。 毎回懇談会の期間中に起こること、それは離してくれない保護者の出現だ。懇談のスケジュールで…

現職教員の凄さ。

この1週間自分の仕事のことで悩んでいたことが、妻の助言で一瞬で消え去った。 基本的に自分の仕事の話はあまり家では出さないようにしていたが、悩んでいるのをどうやら見抜かれていた。 いち早く異変を察知し、それが何なのか分析し、的確な声かけを実行、…

三浦春馬。

先日、インターネットニュースで俳優の三浦春馬さんが亡くなったというのを見て、びっくりした。 妻も娘も三浦春馬さんのファンで、ちょうど亡くなる前日の晩御飯時に、妻は「三浦春馬になら騙されてもよいわ」なんてことを言っていたとこだ。 ニュースを読…

職員室での他愛もない会話。

期末考査期間がはじまり、午後はいつもより少し余裕が出るのだろう。生徒が学校にいないので、心にもゆとりができるのだと思う。職員室で他愛もない会話がされていたようだ。 テーマは、「自分の娘と結婚させるなら、クラスの誰をすすめるか」らしい。不謹慎…

期末テスト。

今日から期末テスト。テスト期間は4日間ほどあるようだ。それが終われば、採点、成績処理、保護者懇談会、で夏休み。 定期考査はスケジュール中のどの日に自分の担当科目が試験になるか、でその直前の週末の過ごし方がずいぶん変わる。今回は初日の今日が妻…

妻、大病を患う。

先日の投稿で、妻は大病を患い病気休暇を取得したことがあると書いた。今日はそのことについて。 ちょうど5年と6か月前、2015年の1月新年早々、妻に乳がんが見つかった。いつもは人間ドックを夏休み中にするところ、予約が取れず、延びに延びて1月の冬休み中…

教員とは卒業生を送り出してこそなんぼ、の世界なのか?

妻は高校教師になって20年。この間に何回高校3年生の担任となり、何回卒業生を送り出したか、をよく気にする。 「自分はまだ20年で3回しか卒業生出してないし…」 これが口癖である。 綺麗にサイクルをまわせば、高校1年担任 → 2年担任 → 3年担任 → 1年担任 →…

娘の涙の意味。

昨年度末、妻が教員を辞めると言い出した。現在の勤務校に異動してからずっと口癖のように「辞める」「辞める」と言っていたので大して驚きはしなかった。同僚教員には恵まれているにもかかわらず、管理職との折り合いが悪く、また教員に対する世論によるバ…

仕事の結果はすぐには表れない。

今朝早くに妻のもとにLINEメッセージが届く。元教え子で現在大学4年生の子からだ。どうやら高校生の時から夢だった誰もが知るような大手証券会社への就職が決まり、来年度からは証券マンとして働くらしい。 話を聞くと、その子が高校三年生の時、センター試…

学校の管理職。

前にも書いたが私はかつて中学教師だった。20年以上前の話だが、当時の管理職(教頭と校長)は今から思えば非常によくできた方たちで、管理職の鏡のような人たちであったと思う。困難な時には自ら陣頭指揮をとって、的確な判断で私のような新米教師(当時)…