妻は高校英語教師。

高校英語教師として働く妻の日常を書きます。

妻、大病を患う。

先日の投稿で、妻は大病を患い病気休暇を取得したことがあると書いた。今日はそのことについて。

 

ちょうど5年と6か月前、2015年の1月新年早々、妻に乳がんが見つかった。いつもは人間ドックを夏休み中にするところ、予約が取れず、延びに延びて1月の冬休み中にしか予約がとれなかった。結果的にこのことが不幸中の幸いであったと思われる。夏休み中だと、乳がん発見にはいたらなかった可能性がある。

 

何はともあれ1月に乳がんが見つかり、3月3日に手術することになった。リンパ節やその他の部位への転移が見つかるかどうか、緊張して手術が終わるのを待っていた。不幸中の幸いであったがリンパ節への転移は見られなかった。右乳房の全摘出して手術は終わった。

 

術後は抗がん剤治療も放射線治療も必要ないとされ、服薬と3か月に1回の注射だけであった。

 

早期発見で癌細胞自体もぐんぐん成長していくタイプではなかったようだ。とはいえ、3か月に1回の検診と1年に1回の全身検査の日は、「再発」の二文字が頭をよぎるし、こちらも仕事が手につかないほど緊張する。

 

で、つい数か月前に節目の術後5年を迎えた。これで薬も終わる、と妻も安堵していたのだが… 最後の検診のつもりで病院へ行ったら、「あと5年続けましょうか」と言われ、落ち込んで帰ってきた。「念には念を」ということで、5年一区切りではなく、10年一区切りが最近の主流だそうだ… 

 

さすがにその日ばかりが声をかけられなかった。

妻はまだ闘病中なのだ。