妻は高校英語教師。

高校英語教師として働く妻の日常を書きます。

教員とは卒業生を送り出してこそなんぼ、の世界なのか?

妻は高校教師になって20年。この間に何回高校3年生の担任となり、何回卒業生を送り出したか、をよく気にする。

 

「自分はまだ20年で3回しか卒業生出してないし…」

 

これが口癖である。

 

綺麗にサイクルをまわせば、高校1年担任 → 2年担任 → 3年担任 → 1年担任 → 2年担任 → 3年担任、といった具合に3年に1回、高校3年生の担任になることになるが、そうはいかない。「高校1年 → 高校2年 → 高校1年」このサイクルを繰り返す人もいれば、「高校1年 → 高校2年 → 高校3年 → 高校3年」といった具合に、2年続けて高3の担任となる場合もある。こればっかりは、周りとの兼ね合い、転勤、等の事情もあるのでどうなるのかわからない。その他の理由としては以下のことが挙げられる。

 

・高校3年生を任せることができるだけの力量がない。

・若いうちから、分掌部長などの役職を引き受けており、担任すらしていない。

・産休や育休で担任を途中で降りざるを得ない。

・病気休暇等で担任を途中で降りざるを得ない。

 

妻は最後の2つの関係で、高校3年担任の回数が「偶然」少なくなっている。

なのに、自分に力量がないから3年の担任をさせてもらえないような言い方をよくする。

 

超ネガティブ思考なのだ。

 

で、現在高校3年生を担任中。最後まで子供たちのためにやり通してほしい。