妻は高校英語教師。

高校英語教師として働く妻の日常を書きます。

卒業式前日。

明日は卒業式。明日で高校3年生の担任をしている妻にとっては一つの区切りとなる。この1週間は、授業もないのに夜中まで何やら仕事をしてた。聞けば、クラスの生徒一人一人に手紙を書いていたようだ。

元高校教師でもある私も高校3年生の担任を何度か経験したが、そのようなことはしたことがない…  (生徒に対して思い入れがないわけではない。実際、大切に育てた教え子が皆卒業し、大学で勉強する夢を叶えている姿を見て、あとを追うように自分も夢を叶えるため高校教員を辞めてしまうぐらいなのだから。)

手紙をもらった生徒はさぞ嬉しいことだろう。

 

一応全員分書き終わったようだが、まだ手紙を折って封筒にいれる作業が残っているらしい。今夜は一人一人に思いを馳せながら最後の仕事をするのであろう。

明日の晴れ舞台、粛々と式典が進むように願うばかりだ。コロナによる突然の休校、教え子の死、妻にとってはほんとに大変な一年だった。その分、クラスの子との絆も深いはず。いつの日にか、笑ってこの大変な一年を振り返ることができる日が来るのを願ってやまない。