妻は高校英語教師。

高校英語教師として働く妻の日常を書きます。

コロナ禍の学校現場 ①

2020年2月末に安倍総理が突然学校の休校要請を発表した。以降、学校現場では混乱が続いている模様… 以下のような流れで学校現場には休校が伝わってきたようだ。

 

総理による休校要請 → 一般市民(含学校教員)に報道で知らされる → 文部科学省から各自治教育委員会に通達 → 各自治教育委員会から校長会を通じて校長に伝わる → 校長から学校教員に「正式に」伝わる

 

先に報道で知るわけで、現場の教員からしたら「私たちは何も知らされていないよ。どうしたらいいの?」という状態がしばらく続く…

 

現場の教員に正式に伝わるまで早くて一日、遅くて三日かかる。その後、いつから休校にするかの議論が一日以上かけて行われる。各都道府県内で足並みを揃えないといけない、とのことから、各学校や校長の判断で休校開始日を勝手に決めるわけにはいかない。その間、現場の教員はどうなるかもわからないまま宙ぶらりんの状態で放置される。当然、生徒の中にも戸惑いの声が漏れだす。特に最終学年の児童・生徒は卒業式や入学式がどうなるのか、不安になる。

 

学校では、保護者から問い合わせの電話が相次ぐが、誰もまともに答えられない。電話を受ける教員も何も知らないのだから… 真面目な先生ほど、質問に明確に答えられないことにストレスを溜め込む。

 

妻がまさにそうであった。