妻は高校英語教師。

高校英語教師として働く妻の日常を書きます。

コロナ禍の学校現場 ⑦

妻のクラスの子が亡くなった翌日、週末ではあったが、学校では同級生達にどのように報告するかが話あわれたようだった。学校としては嘘はつきたくないし、つけない、とはいえ、はっきりと事実を伝えるとショックを受ける生徒たちも出てくるだろうということで、非常に難しい決断が迫られることだろう。

翌週月曜日に同級生たちに校長から報告がされたようだ。ここからは同級生たちのケアをしていかねばならない。妻のもとにはたくさんの相談が来たようだ。

 

「自分があのとき、こうしておけばよかった。」

「もっとああすればよかった。」

 

みんなそれぞれにクラスメートとして責任を感じているようで、こっちまで辛い…

 

妻の体調を気遣う生徒も多くいるようだった。スクールカウンセラーとのカウンセリングをすすめてくれる同僚も多くいるようだ。でも、カウンセリングが必要なのは教師ではなく、生徒たちだと言って断ったようだ。そして、今日も生徒一人一人の思いに正面から向き合って話を聞いてあげているのだろう。

 

こんな学校の先生もいるのだ。